2010年3月 3日

ワヤン・クリ

インドネシアのジャワ島やバリ島で行われる、人形を用いた伝統的な影絵芝居、またそれに使われる操り人形のことである。人形を操る人をダランと呼ぶ。芝居はヒンズー寺院での祭りなどで行われ、インドの古代叙事詩『マハーバーラタ』や『ラーマーヤナ』などが主な演目である。10世紀には既に演じられていたことが記録されている。ワヤン(Wayang)は影を、クリ(Kulit)は皮を意味する。2003年には、ユネスコの「人類の口承及び無形遺産の傑作の宣言」において傑作の宣言を受けており、2009年9月に予定される初の登録での世界無形遺産への登録が事実上確定している。日本ではワヤンとも呼ばれているが、ワヤンには他に、人間が演じるワヤン・オラン、人形劇のワヤン・ゴレなどがある。
白いスクリーンを貼り、その裏から、石油ランプを当てる。間にワヤン・クリの人形を置いて、芝居を行う。観客は石油ランプや人形の反対側から鑑賞する。スクリーンの裏では、ダランと呼ばれる一人の人形遣いが、語りをしたり効果音を出したりしながら、数々の人形をスクリーン間近で操る。ときにスクリーンから遠ざけると、影は大きくなり、少しぼやける。

人形
人形は牛の皮で出来ており、部分的に細かく穴がうがってある。これにより、人や動物の形は単に全体が陰なのでなく、体の各部分の輪郭も表される。また、右の写真ではわからないが、着色してある。この色は当然に観客からは見えない。スクリーンの裏側は、あの世であるとされ、あの世では色の付いた美しい世界が、現世では白黒にしか見えない、ということを表すと言われている。人形には中心に1本の太い棒がついていて、下がとがっている。これにより、人形遣いが、スクリーンのすぐ手前にある座に突き刺し、人形が出演したままにしておくことができるのである。

音楽
人形遣いの後ろでは、2名以上のガムラン奏者がいて、伴奏をする。このガムランは普通グンデルという鉄琴である。グンデルの前に座って両手に先の丸いバチを持ち、同時に2音を奏する。


『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
インドネシアの影絵芝居です。音楽と物語が合っていてとても感動しました。

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2009年6月 4日

文化の特徴 、文化を担う集団

文化の概念は、通常、ある程度以上のサイズの人間集団に対してのみ用いられ、個人に適用されることはない。また、地域や集団、時代によって文化様式は大きく異なることがある。19世紀末から20世紀にかけて活躍したアメリカの文化人類学者ルース・ベネディクトは、文化相対主義の立場から、個々の文化はそれぞれの固有様式で統合されており、他の文化からの基準では本当の意味では理解することができないと主張している。

文化は人間集団によって作られるが、同時に個々の人間も環境という形で、不断に文化に適応、学習させられていると考えられる。

日本文化や東京の下町文化、室町文化など地理的、歴史的なまとまりによって文化を定義するもの、おたく文化のように集団を構成する人を基準に文化を定義するもの、出版文化や食文化のように人の活動の種類によって定義するものなど、個々の文化は様々な形で定義、概念化される。

更に小規模な集団にも企業の「社風」、学校の「校風」、ある家系の「家風」などがあり、これらも文化と呼ばれる。

なお、一般には文化の概念を人間以外の動物に適用することはないが、文化の概念をより一般化した形で、動物にも認める考え方もある。

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人間は他の動物に較べ、環境に適応し生存していくための身体的特徴が少ない。動物の場合、肉食動物には牙や爪があり、寒冷地に住む動物が獲得した厚い毛皮や皮下脂肪など、生存のための顕著な有機体的特徴・機能を持っている。これに対し人間は、生存手段を生物としての身体的特徴以外に持っている。狩の際には狩猟のための文化、即ち狩の道具や獲物を解体する道具を用い、気候が寒冷ならばそれに適した文化、即ち体温維持可能な服装や住居・生活習慣を生み出してきた。このように、文化は有機体としての身体的特徴を発達した大脳の機能に基づく記憶や知識、思考などによって作り上げたものでカバーし、よりすぐれた道具を使うことで乗り越えてきた。文化のこの性質のために、人間は多様な環境に適応することができ、技術の進歩や社会体制・思想の変化などに応じ、新たな文化体系を生み出してきた。

『ウィキペディア(Wikipedia)』引用

文化って幅広い意味を持つんですね。